大学中退者の割合について
何らかの目的を持って大学受験し、合格して入学をする学生は毎年多いものですが、同時にある理由で退学をしてしまう人も思った以上に多いものです。
一般的に大学中退者は毎年8万人程度と言われており、全体の学生数の中の8%程度です。
この数字は案外多いものですが、大学を中退することで高卒の学歴になるなど、デメリットに感じられる部分が出てきます。
大学を中退する理由として最も大きいのが経済的な理由です。
継続して学費を支払うことができなくなったため、退学を余儀なくされた学生は非常に多いといえます。
次に多いのが転学ですが、これは進路の方向性を再度検討した結果、新たな学校へ入学しなおすというものです。
この次に多いのが学力不振によるものです。
大学に入学し、学校の授業についていけなくなったなど、学力の面で困難が生じたことが理由となっています。
様々な理由で大学を中退する学生は毎年多いのですが、せっかく合格を勝ち取った大学ですから、障害を取り除きながら退学という選択肢を避けていくことが必要になります。
また中退をしてしまうと就職活動に対して影響を与えてしまいます。
この点は中退を検討する大学生の方はしっかりと考える必要があります。
大学中退者と就活のメリットデメリット
大学を中退することで長続きしないなど、悪い印象を与えてしまうことは中退者はしっかりと理解する必要があります。
それによって就職活動に影響を与えてしまいます。社会人として会社や企業で長く働いてくれないのではないかと判断されることもあります。
大学中退をする場合の、就職活動での最大のデメリットがこの点だといえます。
大学生で就職活動をする場合、大学がバックアップしてくれるため、スムーズに就職活動を行っていくことができます。
しかし中退者の場合、応募書類の作成やスケジュールの管理、面接対策など、いろんな項目をすべて自分で行わなければなりません。
時間もかかりますし、労力もかかってしまいます。この点も中退をすることで感じられるデメリットになります。
大学中退者のメリットについてですが、若い人材を求めている会社には採用されやすいという点があります。
大学卒業を待たずに就職をするため、できるだけ若い人材が欲しい会社にとっては魅力的に感じられます。
また若い人材ほど会社のカラーに染めやすいため、大学中退者を積極的に採用する会社もあります。
大学中退をすることで、就職に関してデメリットばかりではなく、メリットも実際にはあるものなのです。
大学中退者は就職で困難な点もありますが、全てそうではなく、逆に年齢の若さを生かして採用されやすい場合もあることを知ってほしいと思います。