辞令交付とは
社会人経験が長い人でも、辞令交付式に参加をしたことがある人や、参加しなことがない人がいます。
辞令交付というのは、入社や昇進、異動といった場面で企業から辞令や任命書を渡されることです。
そして、会社によってはこの辞令を渡すにあたって式典が開かれることがあり、これが辞令交付式です。
大企業となれば、異動シーズンや配置換えシーズンとなれば辞令を受け取る人が全国に何百人と出てきてしまいます。
このような人数ともなれば辞令交付式を行うことが難しいです。
そのため、すべての企業で行われるものではなく、ある程度規模の小さい会社で行われることが一般的です。
辞令交付式は入社式と併せて行われることも多い
入社式がある会社では、入社式の後に新入社員に向けて辞令交付式を行うということがあります。
この際、すでに働いている従業員についても併せて辞令交付式に参加して直接辞令を渡すというケースもありますが、企業の規模が大きいと新入写真に向けてのみ辞令交付式が行われるというケースも多いです。
新入社員にとって辞令交付式は同期と顔をあわせる機会でもあり、これからの仕事に身が引き締まる場面でもあります。
入社式とは少し違った形で仕事への意識を高められる場面となるのです。
辞令交付式のマナー
辞令を受けるのであれば、正しい受け取り方について身につけておく必要があります。
基本的には、名前を呼ばれたら大きな声で返答し、辞令を受け取る場所に向かいます。
そして、辞令を受け取る前に深く一礼をして、両手で受け取らなければなりません。
受け取った後も下がって一礼をして元の席まで戻ります。
辞令交付式での様子は上司にしっかりとチェックがされています。
上司に見られているからきちんとするのはもちろんですが、大切な式典ですから忽然とした態度で正しく過ごすことはマナーでもあります。
ドレスコードもそれなりに気をつける必要があります。
指定がある場合にはそれに従いますし、特にない場合にはダーク調のスーツを身につけることが一般的です。
スーツの中に着るワイシャツは白の無地、男性の場合にはネクタイは派手ではないものを身につけます。
装飾品については男女ともに外すのがマナーです。
冠婚葬祭のように清潔感のある身だしなみで参加しましょう。